読書日記PNU屋

読書の記録

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

さて今日で2月が終わるわけだが

2月分の読了本は、26冊でしたあー。 28日で、26冊。 1日1冊、きってるじゃん。 理由としてはサッカー雑誌にかまけてたとか、他ブログに載せるマンガ描いてたりとか、またそれとは別のコミケ向けの同人誌作ってたりとか、そういうのが理由だと思う、…

吉田太一「遺品整理屋は見た!」

遺品整理屋は見た!吉田 太一 扶桑社 2006-09-26asin:4594052320Amazonで詳しく見る 突然死、自殺、殺人…持ち主が亡くなれば、モノは遺品となる。遺品の取り扱いから故人の一部の清掃まで、遺族が悲しみの中行うのが困難な作業を代行する仕事に就く著者が明か…

東野圭吾「たぶん最後の御挨拶」

たぶん最後の御挨拶東野 圭吾 文藝春秋 2007-01asin:4163688102Amazonで詳しく見る 作家・東野圭吾の、たぶんラストエッセイ。 著者の生い立ちや乱歩賞に応募するまで、そして愛猫夢ぷんのことなど東野圭吾ファンなら見逃せない実話がいっぱい! 作家仲間で…

小泉知樹「彼女は嘘をついている」

彼女は嘘をついている小泉 知樹 文藝春秋 2006-12asin:4163687009Amazonで詳しく見る 夫婦仲良く、子供は可愛くて仕事も順調。幸せな生活が、他人の嘘一つで奪われるとしたら、そしてしてもいない罪を着せられ、裁かれるとしたら。こんなひどく恐ろしい目に…

福田ますみ「でっちあげ」

でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相福田 ますみ 新潮社 2007-01-17asin:4103036710Amazonで詳しく見る 福岡のとある熱心な教師が、でっちあげにより教職を追われる悲劇のノンフィクション。彼はアメリカ国籍の祖父を持つ教え子に、血が交じっているから…

古屋×乙一×兎丸「少年少女漂流記」

少年少女漂流記古屋 兎丸 乙一 集英社 2007-02asin:4087748545Amazonで詳しく見る 原作・乙一、漫画・古屋×兎丸の豪華コラボでおくる夢と恥と幻想の連作集。 残念ながら私は伊集院ラジオを聞いたことがないので、「中二病」の詳細はわからないのだが、自我意…

ビーケーワンでお買い物。

妖精王の帰還山岸 凉子 ブッキング 2007-02-23asin:4835442962Amazonで詳しく見る マンガ「妖精王」は文庫バージョンで持っているが、本書はカラーを再現してくれていてありがたい。幻想マンガも読み応えありだ。 日曜日よりの使者の詩―甲本ヒロト全詞集甲本…

板尾創路「板尾日記」

板尾日記板尾 創路 リトルモア 2006-08-10asin:4898151779Amazonで詳しく見る お笑い芸人として、映画俳優として、またひとりの粋人として時代を駆ける板尾創路の日記、1年ぶん。 板尾さんといえば、私が尊敬するお笑い芸人さんである。板尾さんとの出会い…

米沢嘉博・監修「マンガと著作権 コミケット叢書 パロディと引用と同人誌と」

マンガと著作権―パロディと引用と同人誌と (コミケット叢書)米沢 嘉博 コミケット 2001-08asin:4883790894Amazonで詳しく見る コミケが主催した著作権とマンガ表現に関する勉強会のもようを収録している。 パロディとパスティーシュとカリカチュアの違いだと…

あさのあつこ「風の館の物語1」

風の館の物語1あさの あつこ 百瀬 ヨシユキ 講談社 2007-01-24asin:4062832011Amazonで詳しく見る 母が入院してしまい、妹とともに祖母の姉の館へ身を寄せることになった洵。その館は風吹く不思議な館だった。 まだ一巻でまだまだ導入部分だけれど、いい感じ…

島田荘司・監修「本格ミステリー・ワールド2007」

本格ミステリー・ワールド 2007 (2007)南雲堂 2007-02asin:4523264619Amazonで詳しく見る 文春ミステリーベスト10には微妙に違和感を覚え、このミスは本格からかけ離れ、本格ミステリベスト10は作家人気投票としか思えず、ふう。そろそろベストテン本から卒…

五條瑛「赤い羊は肉を喰う」

赤い羊は肉を喰う五條 瑛 幻冬舎 2007-01asin:4344012828Amazonで詳しく見る 内田調査室でリサーチ業に携わる偲は、住み慣れた町に異様な事態が進行していることを感じ取るが。 行われていることは同著者のアレとか、先年出た戸梶圭太のアレ!と同じなのだが…

竹本健治「キララ、探偵す。」

キララ、探偵す。竹本 健治 安森 然 文藝春秋 2007-01-27asin:4163255400Amazonで詳しく見る 天才研究者の従兄弟を持つ平凡な大学生のもとに送られて来たのはメイド型ロボット!?メイドミステリー。 うーむ、何と言ったらよいのか。とにかく私には読むのが…

山田悠介「ドアD」

ドアD山田 悠介 幻冬舎 2007-01asin:4344012763Amazonで詳しく見る 大学の仲良しテニスサークル部員たちが拉致され、気付くと部屋に閉じ込められていた。バトルサスペンス。 んー、ほんとにシチュエーションだけなのな。 友人を押しのけても生きのびようとす…

山田詠美「熱血ポンちゃん膝栗毛」

熱血ポンちゃん膝栗毛山田 詠美 新潮社 2006-12asin:4103668113Amazonで詳しく見る 十返舎一九から木酢液による角質ケアまで軽妙洒脱、縦横無尽に語りゆくエッセイ。 熱血ポンちゃんシリーズが大好きで新刊が出たらチェックするようにしている。 今回も楽し…

樋口明雄「「超」怖い物語1 屍村」

「超」怖い物語〈1〉屍村 (竹書房文庫)樋口 明雄 竹書房 2006-08asin:4812428181Amazonで詳しく見る 「「超」怖い話」シリーズ関連本。「物語」なるタイトルが示すとおり、創作怪談オンリーというスタンスの本。 怪談物としては、ソフトというか人情味効かせ…

枡野浩一「ショートソング」

ショートソング (集英社文庫)枡野 浩一 集英社 2006-11asin:4087460975Amazonで詳しく見る 歌人青春グラフィティ。 プレイボーイなイケイケ歌人と、イケメンなのにチェリーボーイという自己矛盾をかかえた駆け出し歌人の章が交互に綴られていて、どちらも息…

R.A.ラファティ「子供たちの午後 Among the Hairly Earthmen」

子供たちの午後 (Seishinsha SF Series)R.A. ラファティ R.A. Lafferty 井上 央 青心社 2006-12asin:4878923237Amazonで詳しく見る 奇想天外なSF短編集。「アダムには三人の兄弟がいた」アダムを始祖としないお気楽な種族・レックの華麗にして奔放な生きざ…

島田荘司「島田荘司のミステリー教室」

島田荘司のミステリー教室 (SSKノベルス)島田 荘司 南雲堂 2007-01asin:4523264600Amazonで詳しく見る 本格ミステリー作家を目指す投稿者たちの質問に答える創作上のヒントやノウハウ、台湾メディアとの質疑応答、巨匠の本格論や小説への愛が語られている一…

大林正博「試してみよう!心療内科病気の「治り方」心と身体のレスキューブックス」

試してみよう!心療内科病気の「治り方」 (心と身体のレスキューブックス)大林 正博 NCコミュニケーションズ 2007-01asin:4817581050Amazonで詳しく見る 精神科医が心療内科で扱われる主要な疾患の成り立ち・症状・治療法と予後をやさしく解説している。 心・…

太田忠司「忌品」

忌品 (トクマ・ノベルズ)太田 忠司 徳間書店 2006-08asin:4198507112Amazonで詳しく見る 物にまつわる怪奇現象を描いたホラー短編集。「眼鏡」老眼になった男が父の眼鏡をかけると…。本人が嫌だったら地獄だが、学術面では理想的な現象かもしれない。親子と…

金子達仁・戸塚啓・木崎伸也「敗因と」

敗因と金子 達仁 戸塚 啓 木崎 伸也 光文社 2006-12-15asin:4334975127Amazonで詳しく見る 2002年、イケると思った。 2006年、一勝も出来なかった。 チームに一体感がなかったのはなぜなのか、それが納得できただけでも読んでよかったと思う。 詳しい感想は…

藤原伊織「ダナエ」

ダナエ藤原 伊織 文藝春秋 2007-01asin:4163255907Amazonで詳しく見る 表題作ほか二編を含む短編集。「ダナエ」画家の絵が傷つけられた理由とは。どこかで読んだような気がしたら「乱歩賞作家 青の謎」だったのね。そういえば既読だわ。 「まぼろしの虹」「…

梨木香歩・文 須藤由希子・絵「この庭に 黒いミンクの話」

この庭に―黒いミンクの話梨木 香歩 須藤 由希子 理論社 2006-12-13asin:4652077939Amazonで詳しく見る 人生に疲れたミケルは一軒家に引きこもり、酒とオイルサーディンを供に現実と幻想のあわいをたゆたう。ムードたっぷりな挿画豊富。 幻覚のくすんだ色合い…

冲方丁「黒い季節」

黒い季節冲方 丁 角川書店 2006-12asin:4048737473Amazonで詳しく見る やたら評判の良い作家さんだが未読だったのでデビュー作から読んでみる。最近新装版が出たけれど、初版イラストは天野喜孝で雰囲気がある。 内容はバリバリ伝奇モノ。忌み嫌われる[ち]の…

石田衣良「恋は、あなたのすべてじゃない」

恋は、あなたのすべてじゃない石田 衣良 青春出版社 2006-11-01asin:4413036158Amazonで詳しく見る 作家が恋のお悩みに解答していくスタイルをとった恋愛論本。インタビューをライターが再構成したものらしい。本文中の写真まで著者によるものだというのがミ…

佐々木譲「警察庁から来た男」

警察庁から来た男佐々木 譲 角川春樹事務所 2006-12asin:4758410755Amazonで詳しく見る スキャンダルに揺れた道警は、組織浄化を図っているはずだったが。今またキャリア監察官が隠された腐敗を暴く。 いや、「制服捜査」で現実にあった事件がそのまんまモチ…

桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」

赤朽葉家の伝説桜庭 一樹 東京創元社 2006-12-28asin:4488023932Amazonで詳しく見る 山の民の子であった万葉は、里一番の金持ち赤朽葉家に嫁ぐが。赤朽葉一族の女伝説。 ん、面白かった。万葉がとにかく素直ないい子で、その上千里眼なんて神通力まで持って…

有栖川有栖「正しく時代に遅れるために」

正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集有栖川 有栖 講談社 2006-12-26asin:4062137496Amazonで詳しく見る 本格推理作家・有栖川有栖エッセイ集。 今回はトラ色は控えめで、作家的日常はもちろんのこと、著者によるおすすめ名作ミステリーや端正な映…

西尾維新「刀語 第二話 斬刀・鈍」

刀語 第二話 斬刀・鈍西尾 維新 竹 講談社 2007-02-02asin:4062836041Amazonで詳しく見る 奇策士とがめと虚刀流の剣なき剣士・七花は次なる刀を手に入れるため、砂漠の中の城を訪問するが。 毎月刊行シリーズの2冊目。うーん、これ、そういう企画なんだから…