東野圭吾「たぶん最後の御挨拶」
たぶん最後の御挨拶 東野 圭吾 文藝春秋 2007-01 asin:4163688102 Amazonで詳しく見る |
作家・東野圭吾の、たぶんラストエッセイ。
著者の生い立ちや乱歩賞に応募するまで、そして愛猫夢ぷんのことなど東野圭吾ファンなら見逃せない実話がいっぱい!
作家仲間で料亭に行く話など軽妙な文体でめちゃくちゃ面白いし、職人肌なお父様のエピソードには、ほろりとさせられる。コレがラストエッセイだなんて言わず、もっと出してほしいものだ。小説に専念なさる気持ちも想像できるが、ファンとしてはユーモアのまぶされた新作エッセイも読みたくなってしまうのが人情というもの。まずは小説の新作を鶴首して待ちたい。
p.s.この、ふっさふさのカバー写真は夢吉さん?かーわいいじゃないの!章ごとのカットは著者自らの手による夢ぷんで、これも和み系でgood。