読書日記PNU屋

読書の記録

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ビーケーワン書評の鉄人列伝にて紹介されました。

URLはコチラ.↓http://www.bk1.co.jp/contents/shohyou/retuden38.asp このコーナーでは、当店が誇る「書評の鉄人」の方々を お一人ずつ紹介していきます。 第38回は“PNU”さん。 文芸書を中心に書評を書かれています。 特にミステリー・ホラー・SFに…

御手洗さんがすき。

前作、ノン・シリーズものの「溺れる人魚」は好みじゃなかった のだけど、今度は御手洗さんものなの?いやーん! ということで、買い。UFO大通り島田 荘司著講談社 (2006.8)ISBN : 4062135647価格 : \1,785bk1で詳細を見るAmazonで見る

森博嗣「カクレカラクリ―An Automation in Long Sleep」

カクレカラクリ森 博嗣著メディアファクトリー (2006.8)ISBN:4840116008価格 : \1,050bk1で詳細を見るAmazonで見る 廃墟大好き大学生の郡司と栗城は、マドンナ的同級生の花梨の 実家に泊めてもらうことに。 その地域には、造られてから120年後に動き出す…

宮部みゆき「名もなき毒」

名もなき毒宮部 みゆき著幻冬舎 (2006.8)ISBN:4344012143価格 : \1,890bk1で詳細を見るAmazonで見る 社報編集室の杉村は、実は今多コンツェルンの会長令嬢の夫。 野心なく謙虚に生きる杉村だが、連続青酸カリ毒殺事件に 巻き込まれていく…。 「誰か-somebody…

倉阪鬼一郎「下町の迷宮、昭和の幻」

下町の迷宮、昭和の幻倉阪 鬼一郎著実業之日本社 (2006.7)ISBN:4408534943価格 : \1,680bk1で詳細を見るAmazonで見る 薄闇の中迷いこむ生と死の境界を描く怪奇短編集。 「昭和湯の幻」「飛鳥山心中」「無窮の花」「絵蝋燭」「廃屋」 「奥座敷」「まどおり」…

岸田秀+原田純「親の毒 親の呪縛」

親の毒・親の呪縛岸田 秀著 / 原田 純著大和書房 (2006.8)ISBN:4479791728価格 : \1,680bk1で詳細を見るAmazonで見る 家庭において親との軋轢および、 それによる神経症を発症した経験のある心理学者と 出版会社取締役による対談ノンフィクション。 前著「ね…

倉阪鬼一郎「ダークネス」

ダークネス倉阪 鬼一郎著早川書房 (2006.8)ISBN:4152087544価格 : \1,785bk1で詳細を見るAmazonで見る 刃物で被害者の頸動脈を切り裂いたのち、 加害者が心臓発作で死亡するという事件が多発。 人間にこの謎が解けるのか…? 伝染系ホラーでオカルト風味全開…

月末はお金がない

ポイント放出とか、カード払い決行などでなんとか。 森博嗣先生の本。 やはりミステリーには弱いわたし。 表紙でヤラレタ。 ホラー・サスペンスだそうなので存分に愉しみたい。

傑★作

買い逃さないようAmazonに予約したら近所の書店に先に 入荷してしまい、でも複数冊買うマネーがないので 身もだえしていたが宅配でようやく届いたよ。 こういうときばかりは、都心に我が家がないことがせつないねえ。 まだ読んでないけど鬼才だもの、面白い…

山本ひろし「心理捜査」

心理捜査山本 ひろし著チュンソフト (2006.8)ISBN:4924978523価格 : \998bk1で詳細を見るAmazonで見る パッとしなかった佐羽署の検挙率が急上昇。 野心を持った女性ライターは、捜査成績向上の秘密を探るが。 本書はチュンソフト小説大賞受賞作とのこと。 あ…

ビーケーワン夏のギフト券♪

帰宅時リアル書店に寄り、公募ガイドと 心理捜査 購入。 bk1からおとくなメール来る。メールでいただいたPにアクセスしギフトナンバーを打ち込めば、 3000円以上で300円値引きだそうなので注文する。 雑誌ダ・ヴィンチ9月号を(リアル書店で買おうと思っ…

メアリー・ローチ 「霊魂だけが知っている」

霊魂だけが知っているメアリー・ローチ著 / 殿村 直子訳日本放送出版協会 (2006.6)ISBN:414081117X価格 : \2,100bk1で詳細を見るAmazonで見る 死後、私たちは一体どうなってしまうのか? 科学の目から転生、霊魂のあれこれを体当たり取材する ブラックユーモ…

桂望実「Lady,GO」

派遣社員の玲奈はちょっと暗めな乙女。 金欠からキャバクラ勤めに踏み込んだ玲奈だが…。 ヒロイン・玲奈の女友達がかなり強引に彼女をオミズへの道へ 誘っていくところに、どこか無理やり感がある。 流される玲奈も玲奈だが。 私がこの物語をあまり楽しめな…

関西テレビ放送編著「新・恐怖の百物語」

以前文庫化され人気を博していた百物語シリーズ新作。 長く続いた怪談集にはありがちなことだが、既視感のある話が けっこうあったり、話ごとの恐怖度のバラつきがあるのは否めない。 ただ怪談の老舗だけあってオーソドックスな話は網羅していると 感じた。

さたなきあ「たまらなく怖い怪談」

怖さ盛り立てる語り口が独特な怪談シリーズ。 前作はややパワーダウンかと思ったけれど、本作で巻き返しか。 どこかにあるような話を気持ち悪〜く語る文体は健在だが、 句読点の多さに好き嫌いが分かれそう。

朱川湊人「赤々煉恋」

妖しく、美しい怪奇短編集。 前作「わくらば日記」があまりに清く正しくいい話すぎて 物足りなかったので、「都市伝説セピア」のように再びダーク節に なった本書を私は歓迎したい。 「死体写真師」 死せる妹の記念を残したい姉。 おぞましさでは本書収録作…

片山恭一「船泊まりまで」

仲良し夫婦、もうすぐ生まれそうな子供。 幸せに見える家族だが…静かに何かが歪み始めていた。 なんだか人生における重要なことを訴えているようで、 どうも作りごとに感じられてしまったり、私の中で評価を 定め難い小説だ。 主人公である夫の心情からすれ…

金原ひとみ「オートフィクション」

作家のリンはぎりぎりで生きている女性。 編集から自伝的小説を依頼されるリンだが。 すぐキレる人を瞬間湯沸かし器などと言ったりするが、 本書のヒロイン・リンの場合は瞬間妄想器とでも言うのか、 日常の何気ない物事に裏の意味を勘ぐってとてつもない想…

牧野修「月光とアムネジア」

月光とアムネジア牧野 修著早川書房 (2006.8)ISBN:4150308594価格 : \630bk1で詳細を見るAmazonで見る その中では三時間ごとに記憶を失ってしまう現象。 そこへ逃げ込んだ殺し屋を捕らえるため、 元刑事の他山はレーテに踏み込むが。 いつもながらの奇想煌め…

福澤徹三「ピースサイン」

「ピースサイン」「う男」「夏の収束」「憑かれたひと」 「帰郷」「狂界」「真実の鏡」を収録する短編集。 表題作こそは主婦が主人公だが、あとは社畜としてこき使われる男や 希望も見つからぬまま借金をズルズル重ねてしまう男など、 なんともうらぶれたし…

平山夢明・加藤一「「超」怖い話θ」

相変わらず粒ぞろいの実話怪談集。 このスパイシーな味わいは本シリーズならではのもの。 ところが本書をもって平山・加藤タッグは一旦解消される というのだから驚き。 これからの「チョーコワ」は年二回の発行となり、 夏は夢さん著、 冬は加藤さんと 公募…

平谷美樹・岡本美月「百物語 第五夜」

友だちの友だち…ではなく、 著者自らが体験者から直に取材する実話怪談集。 作中でも書かれているが、実体験を体験者の語るままに 記録していく本書は、確かに類書の「新耳袋」(木原浩勝ら編の 実話と銘打った怪談集。脚色もアリなだけあってかなり怖い)に …

加藤一・北野誠「おまえら行くな。北野誠怪異体験集」

おまえら行くな。北野 誠著 / 加藤 一編マイクロマガジン社 (2006.7)ISBN:4896372360価格 : \1,029bk1で詳細を見るamazonで見る タレント・北野誠のえりぬき恐怖体験を、怪談の語り部・加藤一が綴った絶品心霊怪奇本。トゥナイトなど深夜番組で心霊スポット…

光原百合「銀の犬」

楽人オシアンは竪琴の調べにより世界の歪みを治すことが出来た。 相棒ブランとオシアンが人の悲しみ解きほぐす、 ファンタジック・ミステリー。 「声なき楽人」 亡き恋人の曲は何を歌うのか。 第一話はドキドキの出だし。いきなり罪もなき乙女が八つ裂きに …

大倉崇裕「福家警部補の挨拶」

福家警部補が完璧に見えた殺人計画を暴く 「最後の一冊」「オッカムの剃刀」「愛情のシナリオ」「月の雫」 の四編を収録。 惹句によると「刑事コロンボ、古畑任三郎の手法」とのことなのだが、 私はドラマを見ない人間なのでコロンボさんも古畑さんも全然知…

瀬名秀明「第九の日 THE TRAGEDY OF JOY」

第九の日瀬名 秀明著光文社 (2006.6)ISBN:4334924999価格 : \1,785bk1で詳細を見るAmazonで見る 科学者レナと彼女のパートナー・ケンイチが遭遇した ロボットにまつわる事件4編を収録。 出版は前後しているが、執筆順に本書収録の 「メンツェルのチェスプレ…

梶尾真治「時の〝風〟に吹かれて」

時の“風”に吹かれて梶尾 真治著光文社 (2006.6)ISBN:4334925006価格 : \1,680bk1で詳細を見るAmazonで見る 1998〜2006年に発表された短編を収録。 まず表題作。 実現したタイムマシンにはある制約があって…。 暖かくて、ちょっぴり悲しいお話。だが私にはラ…

絲山秋子「絲的メイソウ」

糸的メイソウ糸山 秋子著講談社 (2006.7)ISBN:4062134217価格 : \1,365bk1で詳細を見るAmazonで見る きっぷのよい女性作家によるエッセイ。 筆名の由来や家系の記述もあるのでファンには必読の書、 なんだろうな。 時々挟み込まれるちょっぴりビターなテイス…

ちょいとおまいさん

今月出た文庫のコレ…天使の守護のアリエッタ が 単行本のときは ソウルで逢えたら だったなんて そりゃタイトル変わりすぎだろ!! まあ今まででもいろんな作家さんが 文庫化とともに単行本から改題するなんてことは よくある話なんだけれども 私のような早…

注目してるのに読まない本、2冊。

話題の本だが…DEATH NOTE大場 つぐみ原作 / 小畑 健原作 / 西尾 維新著集英社 (2006.8)ISBN : 4087804399価格 : \1,365bk1で詳細を見るAmazonで見る コミックを元ネタとした二次創作ノヴェルとのことで、 原作を両方とも読んでない(爆!!) 私に…