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読書の記録

岸田秀+原田純「親の毒 親の呪縛」

親の毒・親の呪縛 style=
岸田 秀著 / 原田 純著
大和書房 (2006.8)
ISBN:4479791728
価格 : \1,680

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家庭において親との軋轢および、
それによる神経症を発症した経験のある心理学者と
出版会社取締役による対談ノンフィクション。


前著「ねじれた家 帰りたくない家」の内容が既知のことと
して語られているので、そちらから先に読んだ方がいいのかもしれない。


互いの実体験を語るパートは示唆を多く含んでいてよいのだが、
(「物語」の概念など、親子関係に悩む人には大切な概念と感じるし)
両著者ともに体験のないリストカットや拒食症に関しては想像で
語る部分が多く、これらに言及する必要性に疑問を感じた。
pp.195〜199は蛇足だったのでは…。