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家庭において親との軋轢および、
それによる神経症を発症した経験のある心理学者と
出版会社取締役による対談ノンフィクション。
前著「ねじれた家 帰りたくない家」の内容が既知のことと
して語られているので、そちらから先に読んだ方がいいのかもしれない。
互いの実体験を語るパートは示唆を多く含んでいてよいのだが、
(「物語」の概念など、親子関係に悩む人には大切な概念と感じるし)
両著者ともに体験のないリストカットや拒食症に関しては想像で
語る部分が多く、これらに言及する必要性に疑問を感じた。
pp.195〜199は蛇足だったのでは…。