倉阪鬼一郎「ダークネス」
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刃物で被害者の頸動脈を切り裂いたのち、
加害者が心臓発作で死亡するという事件が多発。
人間にこの謎が解けるのか…?
伝染系ホラーでオカルト風味全開。
登場人物のほとんどが感情移入する間もなく惨死していくので
スケールはでかいが慌ただしさも感じられた。
殺しのパターンが同じなため
(だからこそ同一要因だと類推されるのだが)読んでいて飽きが
来てしまうのも事実。
そして丁寧すぎる描写&挿話により伝染経路も予想がついてしまう
のだった(かなり序盤から×ー○ーが怪しい!って思うもんな)。
ホラーに理屈を求めないなら楽しめるのでは?