松岡圭祐「千里眼の教室」
千里眼の教室 松岡 圭祐 角川書店 2007-05 asin:4043836074 Amazonで詳しく見る |
突如、高校国として日本から独立の名乗りをあげ、学校に籠城する高校生たち。千里眼・岬美由紀は彼らにどう対応するのか。
小学館から角川書店へリニューアル後の千里眼シリーズである。
そんなの、ありえねぇ〜!!(よくない意味で!)ってことの連続なんだが、籠城する生徒たちのキャラが立っていることもあり、スイスイ読める。
美由紀の活躍度も低いし、まさかね〜な真相なんだけど、結構まっとうな、いいこと言っているのよねえ。
しかし、五十嵐・父の賠償金額が心配だ。開業医とはいえ、あれほどの惨状を引き起こしながら、弁償できるんだろうか。かつてそういうシチュエーションに陥った美由紀なら、その辺わかっているはずなんだが。
p.s.冒頭、小学館の本が燃えるシーンが、なんだか意味深。