森見登美彦「美女と竹林」
美女と竹林 森見登美彦 光文社 2008-08-21 asin:433492624X Amazonで詳しく見る |
竹を愛する小説家が竹との奇縁、なぜかチャレンジすることになった竹林伐採の苦労や執筆裏話を語る……一応……エッセイなの……か?
エッセイジャンルになってはいるが、虚実とりまぜた内容で乙一「小生物語」に近いものがある。また、川上弘美「東京日記」でも感じたことだが本書にも、小説家のナイーブな精神と奔放な想像力には驚かされた。いずれにせよ、いつもの登美彦氏らしきユーモアあふれる内容なので、森見ファンならば楽しめるだろう。ファンでない人は、だからそれがどうした!感に襲われるかもしれないなあ。
p.s.大学同じだし、学部も合ってるし明石氏がマキメ氏に違いない!と思ったが、どうも私の勘は、はずれたようだ。