読書日記PNU屋

読書の記録

梶尾真治「あねのねちゃん」

あねのねちゃんあねのねちゃん
梶尾 真治

新潮社 2007-12
asin:4104402036

Amazonで詳しく見る


 孤独だった子供時代、友達だったのは「あねのねちゃん」。しかし彼女は実在していて?ハートフル・ホラー。

 ほんわかしたカバー画からの予想に反して、けっこうホラーなんじゃないかな、あねのねちゃん。
 いつものこの著者の小説らしく、すいすい読めて、そこそこ感動して、ほどほどに恐ろしい、そのライトさ加減は果たしていいのか悪いのか…面白いかつまらないかと言ったら楽しかったのだが、このソツのなさ、軽さが不満でもある。
 どちらかというと短編向きのネタな気がする。なんとなく。