読書日記PNU屋

読書の記録

歌野晶午「舞田ひとみ十一歳、ダンスときどき探偵」

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)
歌野 晶午

光文社 2007-11-20
asin:433407667X

Amazonで詳しく見る


 元気なひとみの叔父さんは刑事。事件を解くヒントがなぜか姪との会話から浮かび上がるミステリー連作集。

 タイトルから、少女探偵ひとみちゃんが優秀な頭脳で大人顔負け大胆推理!!みたいな作品を予想していたのだが、地味かつしっかりとした推理小説だった。ひとみちゃんは花をそえる感じかな。分をわきまえたいい子だ。
 事件は哀しいものが多いが、ひとみと叔父さんのやりとりがほのぼのしていて和ませてくれる。成長したひとみとの続編があるなら読みたいくらいだ。