読書日記PNU屋

読書の記録

2007翻訳小説ベスト

 2006.11〜2007.10までに発行された本から、自分なりのベストね。翻訳モノはほとんど読んでいないから、10もないな…。もちろん言うまでもなく、私が読んでない本の中にものすごおもろい本があるかもしれないよ。


1位 R.A.ラファティ「子供たちの午後」
子供たちの午後 (Seishinsha SF Series)
子供たちの午後 (Seishinsha SF Series)
子供たちがすごい。壮大なSF短編集。以下、URLリンクは私の感想。
http://d.hatena.ne.jp/pnu/20070215


2位 コニー・ウィリス「最後のウィネベーゴ」
最後のウィネベーゴ (奇想コレクション)
最後のウィネベーゴ (奇想コレクション)
犬好きには悶絶ものの表題作含むSF短編集。
http://d.hatena.ne.jp/pnu/20070131


3位 ジャスパー・フォード文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?」
文学刑事サーズデイ・ネクスト 3 上 (3)
文学刑事サーズデイ・ネクスト 3 上 (3)
文学刑事サーズデイ・ネクスト 3 下 (3)
文学刑事サーズデイ・ネクスト 3 下 (3)
ユニークな世界がイカす文学ファンタシィ。
http://d.hatena.ne.jp/pnu/20070305


4位 タニス・リー「悪魔の薔薇」
悪魔の薔薇 (奇想コレクション)
悪魔の薔薇 (奇想コレクション)
芳香かぐわしい幻想小説集。
http://d.hatena.ne.jp/pnu/20071012


5位 バリー・ユアグロー「たちの悪い話」
たちの悪い話
たちの悪い話
なんとも不可思議な奇想短編集。
http://d.hatena.ne.jp/pnu/20070411


6位 ダレン・シャンデモナータ 4幕 ベック」
デモナータ 4 BEC(ベック)
デモナータ 4 BEC(ベック)
シリーズものの4作目だが、ショッキングな展開が良かった。
http://d.hatena.ne.jp/pnu/20070301


7位 クリフ・マクニッシュ「ゴーストハウス」
ゴーストハウス
ゴーストハウス
ジュブナイルとは思えぬ≪しんどさ≫を評価したい。
http://d.hatena.ne.jp/pnu/20070702


 ところで、各方面(ランキング本など…)で絶賛(海外ミステリー1位とか…ほんとに?そんなに海外作品は不作だったのか?)のジェフリー・ディーヴァー「ウォッチメイカー」については、私はベストに入れるほどの評価をしていない。確かに喧伝される「どんでん返し」は楽しめるのだが、サプライズを重視するせいでリアリティを失いがちだからだ。ハリウッド的な、見ている間は楽しいが読後あまり胸に残らない作品だと感じた。一度読むにはいいと思うがベストに入れて万人に薦めたいほどの作品ではない、そういうこと。