読書日記PNU屋

読書の記録

企画&ネタ

2008年度怖い本BEST5

実話怪談モノはいろいろ読んだのだけど、どうも主流の一派が私の好みに合わなくなってきて、残念。 平山夢明「怖い本8」福澤徹三「いわくつき 日本怪奇物件」 http://d.hatena.ne.jp/pnu/20080715平山夢明「東京伝説 冥れる街の怖い話」 http://d.hatena.ne…

2008海外モノ創作小説BEST

あらー、なんにも読んでないわ。とりあえず面白かったのは、こちら。ダン・シモンズ「ザ・テラー ―極北の恐怖―」 ホラーとわかればグー。 http://d.hatena.ne.jp/pnu/20080209 ダレン・シャン「デモナータ6幕 悪魔の黙示録」 途中面白くても、前作みたいな…

2008ノンフィクション・エッセイ・評論BEST 11〜

一応、面白い順に掲載。感想は下のURLをぽちっとな。川上弘美「東京日記2 ほかに踊りを知らない。」 鋭い感性に脱帽。 http://d.hatena.ne.jp/pnu/20071229 武良布枝「ゲゲゲの女房」 水木しげる好きにはたまらない一冊。 http://d.hatena.ne.jp/pnu/200806…

2008ノンフィクション・エッセイ・評論BEST 10

一応、面白い順に掲載。11位以下は明日。感想は下のURLをぽちっとな。 城山三郎「そうか、もう君はいないのか」 愛だな、愛。 http://d.hatena.ne.jp/pnu/20080328 椎名誠「わしらは怪しい雑魚釣り隊」 とにかく痛快。 http://d.hatena.ne.jp/pnu/20080319 …

2008BEST本の発表

今年読んだ活字本は結局360冊に終わり、一日一冊を割ってしまった。昔は480冊くらい一年間に読んでいて、目標800とか思っていたんだがなあ。ちなみに、読む日はヒマな日ゆえ3,4冊一気に読んで、読まない日は全く読まない。来年も読書ペースは変わりそうに…

新刊本で一言

ネタです。

天使と悪魔の読書道

天使こと天使子(あつこ)ちゃんと悪魔こと亜麻子(あまこ)ちゃんのファンキーヒップなおしゃべりタイム。 天使子:ねえねえ亜麻ちゃんこれ聞いた? ウワサなんですけれど小説家の★先生って、作品の悪口や誤読を書いた感想ブログにご本人が反論のため降臨な…

2007小説ベスト11以下

急に画像貼るのメンドい病になったので、羅列のみ。11位以下、順不同。松尾由美「九月の恋と出会うまで」 西尾維新「新本格魔法少女りすか3」 南條竹則「鬼仙」 絲山秋子「ダーティ・ワーク」 北村薫「1950年のバックトス」 有川浩「図書館危機」「図書館戦…

2007小説ベスト10フィクション部門

■1位 平山夢明「ミサイルマン」 文句なしにブッチギリ1位。残虐にして哀切極まりない世界に酔うミサイル小説短編集。 http://d.hatena.ne.jp/pnu/20070620■2位 森見登美彦「有頂天家族」 心ほんわか、ぬくぬくするアニマルファンタシィ。 http://d.hatena.n…

2007ミステリ読書まとめ

自分なりの11位以降ってことで。順不同。 ■歌野晶午「ハッピーエンドにさよならを」 黒い黒い短編集。タイトルどおりハッピーエンドはない。しかし、それがイコール、後味の悪さになっていないところがステキ。 http://d.hatena.ne.jp/pnu/20071002■太田忠司…

2007本格ミステリベスト10、これがお気に入り

2006.11〜2007.10までに刊行された本の中から、さらに私が読めた範囲内でこれは今年の収穫だと思うものを、理由とともにあげてみる。 最近、本格とは何ぞやとの議論がかまびすしいが、難しいことはわかんないので魅力的な謎と、その謎を論理的に解く過程を中…

エッセイ・その他部門2007ベスト

2006.11〜2007.10までに刊行されたエッセイおよびノンフィクションの中から、私が読んで面白かったもののみ強引に紹介するコーナー。 エッセイ部門、と言っているのは、後日本格ミステリ部門とか一般小説・講義のミステリー部門なんかも発表したいから。■加…

これを読め2007実話ベスト 

2006年11月〜2007年10月までに発行された本の中から、こりゃあすごいと思った本をご紹介。日本の現実部門■佐伯一麦「石の肺 アスベスト禍を追う」 石の肺 アスベスト禍を追う どんなホラーよりも現実が怖い。しのびよるアスベスト被害は一般家庭も例外ではな…

2007翻訳小説ベスト

2006.11〜2007.10までに発行された本から、自分なりのベストね。翻訳モノはほとんど読んでいないから、10もないな…。もちろん言うまでもなく、私が読んでない本の中にものすごおもろい本があるかもしれないよ。 ■1位 R.A.ラファティ「子供たちの午後」…

この装丁がすごい!2006

デザイン、色合いともにチョコレート尽くし。 黒々とした中身を象徴する好カバー。 でこぼことした箔押しがステキ。 喜国雅彦による挿画がすばらしい。 カバーをとると、芝生にできたミステリーサークルが現れてgood! サイバーな感じが内容とマッチ。 …

この小説が面白い!2006

ミステリージャンルをのぞいたBEST。来年やるとしたら、めんどくさいからフィクションとノンフィクションくらいのジャンル分けにしてアバウトにやるつもり。ここはおすすめ順で掲載。 椎名誠「銀天公社の偽月」「砲艦銀鼠号」 「波切り草」 超世界から現…

この海外モノが面白い!2006

あいかわらず、翻訳小説は母集団少なすぎなんで読んだ中からよかったものだけ。なんだかファンタジーの児童書ばっかりだな…。ジョナサン・ストラウド「バーティミアスⅢ プトレマイオスの門」 衝撃の完結編!!うわあびっくりしたなあ。悲しかったなあ。合掌…

おもしろエッセイ&ノンフィクション2006

エッセイとかノンフィクションのジャンルで面白かった本を振り返るよ。個人的に面白い順に紹介。★エッセイ部門1位枡野浩一「あるきかたがただしくない」 文章の美しさにほれぼれするエッセイ。しかもマジ泣ける。 2位有栖川有栖「謎は解ける方が魅力的 有栖…

2006年度この実話怪談が怖い!

ほんとはもう年明けてるんだけど、過去の日付を埋めてみる企画。 実話怪談と銘打ちつつ創作も多いそうなのだが、ホラー掌編として読んだときバツグンに面白いので、実話怪談はやめられないのだ。順不同、2006年のオススメ。 ●霊モノ 平山夢明・加藤一「「超…

この本が面白い!2006

「このミステリーがすごい!」みたいに、今年読んだ面白本を紹介してみたいと思う。基本的には2005年11月〜2006年に発行された本かつ私が読んだものから選んでみる。ミステリージャンルについては過去記事「私的このミステリーがすごい!」 http:/…

私的このミステリーがすごい!

「このミス」のっかり企画ぅ。 さて2007年度「このミス」ランキングを見るに、好き嫌いはあるとしても必ずしも優れた作品が上位に来るでもなく、投票制というのは作品の優劣というよりか「人気度」「読まれ度」を測るものなのだなと思うに至った。 私とて指…

このミステリーがすごい!? ?

このミステリーがすごい! 2007年版宝島社 (2006.12)ISBN:4796655778価格 : \680bk1で詳細を見るamazonで見る 1位 好きだが意外。マニア向けだからなあ。 2位 未読 3位 えーそんなよいですかそうですか。 4位 シリーズ自体未読 5位 納得。冷酷で面…

ミステリーベスト1位が出たね。

ミステリー系のベスト企画本は(文春の特集を除いて)2種類あって、ひとつは宝島社の「このミステリーがすごい!」でこちらはミステリーという言葉を面白ければ何でもアリにとらえているからSFなど推理小説ぢゃねえだろみたいなジャンルの小説でもランク…

買いにくい本っ

買いにくい、借りにくい、読みにくい本ってあると思うのですよ。 エロを読みたいわけじゃないのに、そう誤解されそうなヤバい本。 装丁やタイトルがアレだともうダメですね。最近読んだのも、そういう系だったのでふと思いついて選ぶ 手にとりにくい本ベスト…

面白いって!!!何!!!

ちょっと私の話を。 この間、相方が電車で出張するので何か面白い本をよこせと言う。 前日に言ってくれればじっくり選んだものを、 なにしろ本がジュウタンのごとく床に敷き詰められた書庫は長年 魔窟と化しているから、そうそう目当ての本が掘り出せるわけ…

第134回・直木賞きまりっ♪

賞なんてしょせん出版社の興業なので、あまり期待していなかったんだ けれど今回の東野圭吾先生受賞はうれしいのであります。これだけの、おしもおされぬベストセラー作家が直木賞獲ってないのって、 違和感あるものねえ。やっと…とか、ようやく…という感じ…

おすすめミステリー2005

ランキング外だが、よかった小説など…折原一「黙の部屋」池井戸潤「オレたちバブル入行組」鳥飼否宇「痙攣的 モンド氏の逆説」北森鴻「瑠璃の契り」米澤穂信「クドリャフカの順番」伊坂幸太郎「死神の精度」 ん〜、これってミステリーなの?という感じではあ…

2005実話怪談お気に入り。

工藤隆雄「山のミステリー」木原浩勝・中山市朗「新耳袋第十夜」 樋口明雄「「超」怖い話0」平山夢明「「超」怖い話E」平山夢明「ふりむいてはいけない」平山夢明・加藤一・編著「「超」怖い話Z」 加藤一「「弩」怖い話2」加藤一「妖弄記」小池壮彦「真…

ミステリーベスト2005

ようやくベスト企画ラストおぉぉ。やっとここまで来た…長かった… 書く方ですら桃色吐息…否、青息吐息であった。 読んで下さる方は果たしておられるのかしら。 だいたいこのブログには幾つ2005ベスト企画があるのか。 たいがいにさらせ。 と思われる方が…

2005SFホラーファンタジーおすすめ

ベスト10には入れなかったけれど、面白かった本のご紹介。 ●恒川光太郎「夜市」 2005.10新人らしからぬ妖気とムードただよう作品。朱川湊人が好きなら おすすめしたい。この本に載っている短編2つともが似たような ムードなのが一抹の不安…早いトコ次回作…