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読書の記録

シオドア・スタージョン「[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ」

[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ (奇想コレクション)[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ (奇想コレクション)
シオドア・スタージョン 若島 正

河出書房新社 2007-11
asin:4309622003

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 静かで奇妙な六編を収録するSF短編集。
 
 うぬー、わかる人はハマるらしいけれど、さっぱりスタージョンの良さがわからない俺ちゃんDEATH。どうしても読んでいてもどかしさというか、まだるっこしさがぬぐえないのだ。
 しかし、長編の「ヴィーナス・プラスX」ヴィーナス・プラスX (未来の文学)はレトロ加減が楽しかったし、河出奇想コレクションは全部読もうと決めているので読んでみたのであった。
 結果、はっきりと嫌いだ!と感じた「不思議のひと触れ」不思議のひと触れ (シリーズ 奇想コレクション)「輝く断片」輝く断片 (奇想コレクション)よりは、本書を気に入ることに成功した。
 本書は「海を失った男」海を失った男 (晶文社ミステリ)と関連性を持っているようだ。

 しかし、河出奇想コレクション既刊13冊中、3冊がスタージョンって、ちょっと多くね?