誉田哲也「ソウルケイジ」
ソウルケイジ 誉田 哲也 光文社 2007-03-20 asin:4334925421 Amazonで詳しく見る |
あの「ストロベリーナイト」の女刑事、再び。
相変わらずキャラクターの掛け合い漫才が楽しいな。
実はミステリーとしては最初に遺されていたブツがブツだけに筋書きが読めてしまうのだが、キャラ立ちと軽妙な会話の楽しさでラストまで引っ張られた。
つまらなくはないけれど、前作のような迫力とか疾走感は影をひそめた感じ。次の事件も鶴首して待ちたい。願わくば、もっと想定外のオチを!
p.s.しかし、あのトリックには無理がないか?科学捜査の発達した現代に、ミステリーの古典的トリックを成立させるためには、あんな無理めな手しかなかったのだろうか。