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読書の記録

戸梶圭太「もっとも虚しい仕事 ブラッディースクランブル」

もっとも虚しい仕事
戸梶 圭太著
光文社 (2006.6)
ISBN:4334076343
価格 : \840

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クールなプロ犯罪者、鉤崎は昔の仕事仲間から俳優の自宅を
襲おうと誘われる。いまいち気乗りがしない鉤崎だったが、
案の定トラブルの連続で…?!


「クール・トラッシュ」クールトラッシュ 裏切られた男2004.09「ビーストシェイク」ビーストシェイク2005.01
に続くスーパースプラッタバイオレンスコメディ。
 

前作はヘンタイ博覧会っぽい雰囲気ではあれども、ストーリー的に
1作目よりパワーダウンしたかなあと思っていたんだけど、
シリーズ3作目となる本作はテンション盛り返してステキに残虐。
う〜ん、グロに弱い人はひくんじゃないのかな。
スプラッター好きにはタイヘンにおすすめだが。
 

いかに激安犯罪者とはいえ、コロコロと人命がゲームよりも簡単に奪われて
いく様子に抵抗はあるものの、そういう世界のそういう話であって、
コレはあくまでフィクションであるという前提条件を付ければ
存分にエンタメしてるクライム・ノヴェルだと思う。
すさまじくヒドイ状況であるはずなのに、なんだか思わず笑って
しまいそうになる自分が怖い。