読書日記PNU屋

読書の記録

黒田研二「カンニング少女」

Amazonで見る
 

姉の突然の事故死は、大学のゼミに秘密があるに違いない…。
その謎を解くため、ごく普通の成績だった玲美は難関馳田大を目指すが。
 

昔あった映画「ザ・カンニング」…(原題The Cheatingだった気がするが、
古すぎるのかAmazon検索でhitしない…)を彷彿とさせる
カンニングあの手この手が楽しくないこともないが、
ヒロインの根拠薄弱な思い込みに立脚した展開のため、
リアリティは感じられない。


馳田がセキュリティに厳しい大学なのはわかるけれど、
調査したいのなら正規の学生として入学してからスタートしたのでは、
関係者の卒業や異動もあるだろうし、時既に遅し、というか意味がない
のでは?姉の遺志を継ぐのだとしても、そこいら辺が気になってしまった。
 

ライトで読みやすいのは大きなメリットだと思う。