法月綸太郎「怪盗グリフィン、絶体絶命」
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盗まれた物を、盗み返して正当な持ち主へ返す「怪盗グリフィン」
であるジャックは、おかしな手紙を受け取る。
それが全ての始まりだった…。
講談社ミステリーランドの1冊。
これがツカミから抜群、わくわくのストーリーなのだ。
同時期に出た「びっくり館の殺人」2006.3
が私の苦手なそんなムードだったので、こちらももしそうだったら
どうしよう…と思ったのだが、読み終えてみれば大人も納得の真相であった。
読み応えのあるテイストはそのままに、重すぎずライトすぎずの雰囲気も
好ましい。
アンソニー・ホロヴィッツの少年スパイシリーズや、
スパイ映画007シリーズの好きな人にはたまらない小粋な作品だと思う。
めくるめく、騙し騙されの世界を堪能した。
p.s.本秀康による挿画もポップでキュート!