読書日記PNU屋

読書の記録

このミステリーがすごい!2006

さて、このミスのっかり企画続編だよ。
前編は昨日の日記をごらんあれ。読んで感想書いてない本も
まだまだあるけど、それはまあ置いといて。

けして、長文感想書くのがメンドくさいからじゃないよ…といいわけしとこう。

オンライン書店ビーケーワン:このミステリーがすごい! 2006年版

ランキングに思うことを書いてしまおう。


15位は14位に2作品ランクインのアオリで無し。



14位 感想

A.T.先生の方だけ既読。
実に盛りだくさんの、サービスマインド旺盛な作品で
楽しませていただいた。
ちょっとお堅いとか、連作短編であるが一品一品は小ぶりな印象
があるゆえか、私が思ってたベスト10入りはしなかったもよう…。
「ミステリー」ってのは、こういう遊び心だと思うなぁ。


お、13位も無いな。



12位 感想その1 その2

I.K.先生のファンタジー
しみじみ感動を仕込んだいい話なのだが、ミステリー的に
見ると弱さを感じるかな、私は。
これも、案外票がのびなかったのが意外。


同列になったのはT.H.先生の怪作。
面白いんだこれが!!意味不明な箇所も多いけどねー。
確かに、ラスト近くの某短編は先行作に類例があるんだけれど
それでもこのすっとばしぶりに惹かれる。



11位は10位2作のため無し、その10位は両方とも
読んでない(私が)というていたらくなんで次いこ。

8位2作のため、9位も無い。



8位 感想

Y.H.先生の方だけ既読。
うん、面白かったよ。こんなに後味悪くせんでも…と思ったけど。
主人公の男がうじうじしてて受け付けられないのだが、
ハードボイルド風味の世界は楽しかったな。
続編も構想されているとか、ぜひ読みたいものだ。



7位 感想

F.H.先生。うぬ?これどう考えてもミステリーじゃないだろ。
謎がありゃミステリーなのかしら。
面白きゃなんでもいいのかーこのミス…と言いたいとこだが、
私はこれNG。読んでいてキツかった。
カタルシスがなんにもないんだもんな〜(当社比)。
これなら、最近出た「×ックン×ー××部×」の方が10倍面白いと思う。



6位 感想

F.I.先生。
これもミステリーかと言われると首をかしげざるをえない。
お得意の会社が舞台となるいつものF作品なんだが、
サスペンスとの絡め方が私は納得いかず…。
人情譚としては、おじさん族の涙腺ゆさぶりそうだけどな。



5位 感想

M.Y.先生。
うお!意外!まさかこの順位にくるとはー。
私はこれあきませんでしたわ。圏外。
M.Y.先生は好きだけど、どうもついていけなかったのよね。
ただ読後感が苦いからとかそういう理由じゃなくて、
ミステリーの悦びとかワクワクとかが無いのだもの(あくまで当社比)。
そうかぁ、みんなコレ好きなんかぁ…。不思議だ…!



4位 

H.R.先生。
うはっこれも意外。私的には圏外なんだが(爆)
久しぶりの作品だということで、期待しすぎたかもしれないよ?
でも、Sシリーズってこんなにユルかったっけ(当社比だけどね)?
私は読んではてしなくガッカリしたものだ。
あの、血液が沸騰しそうな興奮はどこに?ってね。



3位 感想

Y.H.先生。
えええ〜!!これがこの順位?ほんと!?
いいかなぁこれ。同著者の、’04年このミスで選ばれている
アノ作品よりも数段落ちると思うのよ(当社比ですからねー)。
アレはほんとにおもろかったな。

なのに、これが、アレより上の順位?信じがたい!
今年って、もしかしてミステリー不作???

あのぅ、これと同じオチの別の作家の作品がありましてですね、
それも今年のだし先行作にあたるわけだし、
そちらの方が私はイイ!と思うワケで。

あと、Y先生の作品は時々すごくデリカシーに欠けると
思うことが私にはあって、コレとか航空機事故をネタにしたアレ
なんかも腹立たしくなってまうわけで。

しんどいですな。



2位は読んでません。いぇい、不勉強。



1位 感想

H.K.先生。
「本格ベスト」との二冠達成おめでとうございます!!
私は初版で買ったの。あの悪名高い、指紋採取紙バージョンですわ。
指紋つくのがいやだからネット書店で購入後、絹の手袋して読んだのだった。
私の投じたゼニが愛猫“夢ぷん”の食費もしくは遊興費となりますように。
夢ぷんについて知りたい方はコチラをチェック!
オンライン書店ビーケーワン:メフィストの漫画

中身は…まあ…感動的な物語ではあるんだけど…
私としてはこのトリック実行可能か?と思う点が少々あって、
まあ水準以上ではあるが、大作家にして人気作家Hのミステリーとしては
フツー、という評価なんでした。