京極夏彦・他「妖怪大談義」
2005.6角川書店\1,575
妖怪と言えばこの作家、な京極夏彦が、様々な文化人と対談する1冊。
京極夏彦小説を読み解くファンブックでもあり、妖怪を研究する
民俗学・社会学入門でもあり、妖怪ファンとして妖怪映画や妖怪図鑑を
楽しんだりと、妖怪好きまたは京極ファンならばたいへん楽しい1冊。
掲載媒体により、対談の長さが異なるので…ああ、これをもっと読んでいたい!
という対談がアッサリ終わってしまうところ、それだけが残念であった。
京極夏彦小説は「狂骨の夢」までしか読んでおらず、
最近では「豆腐小僧双六道中ふりだし」を読んだのみの私ですら
面白かったので、コアな京極ファンは歴史的背景などわかってさらに
楽しめるのではないかと想像する。