ダレン・シャン「デモナータ１幕 ロード・ロス」

2005.7小学館\1,575

イタズラ者の少年・グルービッチ（通称グラブス）は、両親と姉を
一度に喪ってしまい、ショックのうちにダービッシュおじさんに引き取られる。
しかしおじの館でも、奇怪な事件が…！
　
まるでスプラッタ系のホラームーヴィーのように、ショッキングなシーンが
てんこ盛りの１冊。人気の「ダレン・シャン」シリーズは読んだことがない
のだけれど、本作「ロード・ロス」はかなりヘヴィだ。
　
悪魔アーテリーは動脈、ベインは静脈の意だと思うのだが、それは悪の
親玉ロード・ロスの心臓があるはずの場所が空洞なのと何か関係あるんだろうか。
ロード・ロス、案外頭が良くなくてちょっとがっかりだなぁ。
いずれにしても、次巻に期待したい。
　
ダービッシュおじさんのキツいブラック・ジョークについていけるかどうか
で好みが分かれそうな１冊。私は悪趣味だなぁと思うけれど、こういう
バッドテイストは割と好きだ。