西尾維新「新本格魔法少女りすか」2
新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス) 西尾 維新 講談社 2005-03-16 asin:4061824325 Amazonで詳しく見る |
りすかとキズタカは水倉神檎のディスクを手に入れるため夜の冒険へ。待ち受けていたのは額に口のある少女だった!?魔法物語、第二弾。
りすかと銘打ちつつ、りすかちゃんの出番はすごく少ない。
まあ潜在能力は高いのにいろんな理由で力を発揮出来ない少女魔法使いが、性格は悪いが頭脳は極上の少年・キズタカの采配で敵と闘うというのは1と同じなので、りすかがこれをやったらマンネリになってしまう。それゆえのヒロイン交替であるのかな。つなぎちゃんは可愛いらしいけれど萌えませんな。
1に比べてミステリー度はぐんと低くなり、少年ジャンプで流行りみたいな超生物同士のバトルアクションとなっている。もちろん、りすかちゃんが退場しても、ツナギさまがいるのでスプラッタもたっぷりよん、ホラーマニアの方もご安心を。
しかしツナギさまは荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」に出て来たあのスタンドに激似の能力ですな。××ィッキー・×ィ××ーズへのオマージュなのだろうか。
今回はキズタカの恵まれぬ家庭事情をちょっぴり明かしたりもして好感度UPを狙っているようにも見えるが、相変わらず「悪魔くん」みたいなので好きになれません、キズタカ。
p.s.私のイメージはキズタカ&子供りすか=(戯言シリーズの)いーちゃん&姫ちゃん、キズタカ&大人りすか=いーちゃん&哀川潤なのだが、間違っているだろうか。