読書日記PNU屋

読書の記録

文学フリマの件

 事前情報もあまりないままにふらりと行ってみたのだけど、あまりの熱気に腰がひけてしまった。なんと活気のあるイベントなんだろう。
 結局、いつもコミケコミティアでお世話になった方のサークルを2つほどまわって、枡野書店をチラ見して撤退。一応ざっとひとめぐりはしたよ。混雑がすごいのでゼロアカ道場コーナーは回避したが。いやー、昼過ぎの混雑はすごかったなあ…。
 コピー誌も多かったが、それ以上にフルカラーカバー&オビつき装丁の、お金と情熱のこもった、書店に置いても遜色ないような個人誌・同人誌が多くて目の保養になった。また、フルカラー全盛の漫画系同人誌に比べると特殊紙に一色刷りの本が多く、おっ、これは「むろまち」!珍しい!とか、LKカラーの黒って指紋めだつなあ〜とか、エスプリエンボスアラレはほんとキラキラして会場映えするね、なんて特殊紙フェチとしてはなかなか楽しいイベントだった。
 そして、活字ということもありカタログにサークルカットがないのも目からウロコ。説明文だけなのだね。絵描きじゃない人にはありがたいかもしれない。
「文学」というイベント名から、創作純文学じゃなきゃダメなのかなあと思ったのだが、評論が大ジャンルを成しており、旅行記など体験談、実話系の本もあるようだった。
 
 どうしても、コミケットコミティアでは漫画中心のイメージがあるので、こうした活字オンリーイベントの意義は大きいのじゃないかな。私も最近は同人活動が活字にシフトしているんで、次回5月にはぜひ参加したい。ただ、あとで調べたところサークル落選率が半分くらいという噂が…。会場は大きいところになるようだけれど、受かるといいな…。
p.s.面白くてイチオシだったのが、サークル「ふぬけ共和国」の本「新田五郎ポエム集」。ポエムというとつまんないイメージがあるが、この本はんなこたーなくて面白いのだ。パンチのきいたギャグポエム…なのだろうか。すごい。その才能が妬ましい。