柴田よしき「神の狩人 2031探偵物語」
神の狩人 2031探偵物語 柴田 よしき 文藝春秋 2008-06-25 asin:4163270302 Amazonで詳しく見る |
近未来〜探偵が認可制になった世界で人探しをする女探偵サラの物語。
最初はありふれた探偵物語だと思っていたのだけど、読みすすめるとあれよあれよと話が拡がっていくのであった。
ただ、私は生まじめなヒロインにあまり感情移入できなかった。自分が苦手なベッドシーンがちらっとあるせいかもしれないが…緑子シリーズみたいに粘っこいHではないんだけれど、ヒロインがなんだか痛々しくて、少し読むのがつらい気持ちがした。風祭とエリコはかっこよかったけどね。いずれにせよ、本書単体では大いなるプロローグという感じであった。続編がいかなる展開を見せるかによって、本書の評価が定まってきそう。