オールタイムMYベスト・ノンフィクション編
彼のお気に入りを読むのとトレード、ってわけではないんだけど私のお気に入りを彼に読んでもらうの巻。
彼:今、これ読んでいるんだけど
私:うん
彼:しょっぱい話だねえ
私:……でも、いい話でしょう
彼:しょっぱいわ
私:……(この男とは、感性が違うのだろーか)
彼:でも、出てくる人たちが絶望していないっていうか、現状を受け入れて生きていくところがいいね
私:……(今、いいこと言った! …のか?)
上原隆「友がみな我よりえらく見える日は」
友がみな我よりえらく見える日は 上原 隆 幻冬舎 1999-12 asin:4877288139 Amazonで詳しく見る |
ノンフィクション。いろいろな人がいる。そして、皆、問題を抱えながら生きている。そういう本。
追記:読了したツレによると、この著者の文章は文学ではないので美文ではなく、読みにくさを感じたとのこと。そして、こういう悲劇的な人生録は朝日新聞ではおなじみ、ありきたりなのだそうだ(アサヒ・コムでは不幸列伝は優良コンテンツなのだそう)。ふーん、だって私は新聞読んでないから目新しかったんだもんねーと反抗してみる。
ツレ曰く、「解説の村上龍の文章がすばらしくて、それで補完されている1冊」とのこと。うーむ、よくわかんないや。