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読書の記録

岡田斗司夫「いつまでもデブと思うなよ」

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
岡田斗司夫

新潮社 2007-08-16
asin:4106102277

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 一年で実際に50Kg減量に成功した著者のダイエット理論と実践本。

 本書、出だしはつまらなかった。だって文化論やら各種ダイエット法のリスクおよびリターン比較が、どうにも理屈っぽすぎるのだ。
 しかし実践編、著者の実体験に話題が移ってからは一気読みだった。
 正直なところ、このダイエット法は男性ならばともかく、女性にはきついと思われるのだが(一年で50Kgも痩せたら体重なくなっちゃうし…ていうのはウソだけど、あまりハイペースで減量すると生理が止まると思う)からだの声を聞くという、生物として当然のことを重要視する点には共感した。このように健康になってからだの声を聞くと、魚や海藻好きになるのは尊馬油のカリスマ直江昶氏が語る梅雲丹の効能http://www.yakushido.com/history/history_baiuntan1.htmにそっくりである。オタキング・ダイエットも梅雲丹健康法も、たどる過程は違いながら似たような帰結にたどりつくのが興味深い。

 ダイエットは緊急避難的にやるものではなく、習慣化して日々人生に組み込んでいかねばならないのだなと感じた。
 私には諸事情で著者の提唱するレコーディング・ダイエットは無理そうだが(→理由はMY日記にてhttp://pnupnu.jugem.cc/?eid=335)、ついながら食いをしてしまいがちな人が生活習慣を見直す際に、本書はその効力を発揮するにちがいない。


 オビの写真がなにより説得力あるね。

p.s.某社の菓子パン(アップルパイ)って500kcal超もあるんだ…今まで頓着していなかった…好物なのに…ショック。

p.s.その2
間食するとき、いちいち「チャ〜ンス!」っていうのはギャグなのか。