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読書の記録

稲川淳二「新 稲川淳二のすご〜く恐い話 異人館に棲む少女」

新稲川淳二のすご~く恐い話異人館に棲む少女新稲川淳二のすご~く恐い話異人館に棲む少女
稲川 淳二

リイド社 2007-06
asin:4845832259

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 夏恒例、稲川淳二の怪談集である。
 それが持ち味でもあるのだが、会話のような文体で改行と句読点がやたらに多いので、慣れるまでは少々読みにくさを感じた。
 内容は気のせいレベルから相当に不可思議な話まで玉石混峇といった感じだが、よくあるネタながら「鏡がないワケ」、「北国の漁村」、「流れ着いた死体」、「ダンスパーティー」、「旧遊女屋」などは好みだった。

p.s.一部、タイトルだけで内容が予見出来る話があるのが残念。