最近買った漫画などを。
イカロスの山 7 (7) 塀内 夏子 講談社 2007-04 asin:4063725952 Amazonで詳しく見る |
登山マンガである。登山には何の興味もない(失礼…)のだが、塀内夏子のマンガだから、読んでいる。三角関係はベタなものであるが、スリリングな展開で目がはなせない。コミックスでまとめて楽しむために、雑誌連載はあえて読んでいない。こういう楽しみ方もありということで。
川口まどか奇想作品集わたいはカッパ 川口 まどか ぶんか社 2007-05 asin:4821184486 Amazonで詳しく見る |
初期短編集…ってことでいいのかな?いや、表題作は連作で長いからそうも言えないか。川口まどかは「〜の物語」になる前の、ひとみコミックスで出ていた「やさしい悪魔」のころ大好きだった。ついでに「ゆかり」になる前の「死と彼女とぼく」が大好きだったのだ。
本作はなぜ川口まどかがメジャーになるまで(なってるよね??)コミックスとしてまとまらなかったのかがよくわかる作品集だ(以下ネタバレのため、たたむ)。
「怖くて言えない」は「死と彼女とぼく」で既に見られたモチーフだし、「マキメル・リイの扉」は「やさしい悪魔」のまんま原型な話。「おやすみなさい いい夢を」は掲載誌がこれだけ青年誌ということもあって、エロ。エロなだけではなくて、内容はかなりホラーだと思う。ラストがこれで救われているが、意に添わなかったらホラーな残酷物語だと思う私は潔癖症か?
川口まどかのファンなら原点をさぐる意味で楽しめる本かもしれない(少女漫画から青年誌まで、絵柄の変遷もわかるし)。