読書日記PNU屋

読書の記録

西尾維新「刀語 第六話 双刀・鎚」

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ)刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ)
西尾 維新 竹

講談社 2007-06-05
asin:4062836319

Amazonで詳しく見る


 蝦夷に向かった七花と奇策士・とがめは少女に命を救われる。山深くに住むその少女こそが、今回のターゲットだった。

 刀語第六話は前作で絆を深めた七花ととがめが一丸となってことにあたる。七花の人格形成過程を追う物語でもある。
 真庭忍軍頭領も出揃って、段々物語はきなくさい方向に向かっていく。
 とがめと七花のおままごとのような微妙な関係に興味が持てない読者にはつらい展開かもしれないが、私はこういうのが嫌いではないし、真庭忍軍のハジケっぷりにも注目しているので、乗りかかった船ということで最終巻まで読んでみるつもりだ。