読書日記PNU屋

読書の記録

いしいしんじ「みずうみ」

みずうみみずうみ
いしい しんじ

河出書房新社 2007-03-16
asin:4309018092

Amazonで詳しく見る



 不思議なみずうみと共に暮らす人々を描いた一章、みずうみを感じるタクシー運転手の二章、二組のカップルを描く三章よりなる幻想小説

 まるでそれ自身ひとつの意志を持った生き物であるかのような、みずうみ。そして、そのみずうみと寄り添うように暮らす人々。ありえない奇妙な現象の頻発する一章は素敵だと思ったのだオーエー。詩的なリズムを持った文章は快いし、部族の風習も面白かったんだオーイー。
 でも二章から急にグロテスク方面にシフトして驚いたんだウイー。
 三章ときたら起こってることはホラーかSFみたいで、結局さっぱり意味がわからなかったんだアエー。ついていけなかったというのが正しいかもしれないなエウエウ。一章が楽しかっただけに残念なんだレー。

(*)語尾については本編をどうぞ…。