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裏の顔を持つ寺男・次郎と新聞記者の折原けい、
スチャラカ作家のムンちゃんが織りなす京都ほのぼのミステリー連作集。
「支那そば館の謎」2003.7
に続くシリーズ第2弾。「狐狸夢」「ぶぶ漬け伝説の謎」「悪縁断ち」
「冬の刺客」「興ざめた馬を見よ」「白味噌伝説の謎」を収録。
なんとも楽しいユーモアミステリーだ。ダメ男のムンちゃんを始め、
ドタバタと動き回るキャラが愉快。アホっぽさで笑わせつつも、
京都という土地ならではの味つけがなされているのが見所だ。
また、グルメ描写も相変わらずの冴えで実に旨そう。
思わずよだれが出てしまう、トホホで楽しいミステリーだ。
続編も楽しみ!