ワトスン医師のもとに、奇妙な東洋人が連れられて来た。
彼は、自分のことをシャーロク・ホームズだと思いこんでいると
いうのだが？！
ホームズものの都合良さをパロディで見せる出だしは最高に
面白かったものの、後半はあまり好みではなかった。
端正なミステリーなのに、なぜなんだろうか。Ｋ．ナツメがあまりに
コミカルで私がひいてしまったせいかもしれないし、もしくは
どことなく予想がついてしまう展開＆ラストが出だしに感じた
トキメキと釣り合わず、残念な印象を残してしまったのかもしれない
と思う。
ｐ．ｓ．ホームズ＆漱石モノでは島田荘司「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」
が好きかな私は…。
