読書日記PNU屋

読書の記録

西尾維新「ネコソギラジカル(上)十三階段」

オンライン書店ビーケーワン:ネコソギラジカル 上2005.2講談社\1,134

弟子を失ったいーちゃんに襲い来る、狐面の男の魔の手。
待ってましたの援軍を得て、彼は今最終決戦の地に赴く。
 
今回は上巻のせいか、さわりだけといった感じ。
メイドマニアとシスコンにまみれて今回も萌え道をかすめている
ところがニクイといおうか。
 
いーちゃん異常体質だね。あの重傷があんなに早く治るなんて
あり得ないよ?!蒼ちゃんのそばにいられることといい、
やはり彼はただものではなかったのだ。今回はそんな彼の過去が
ちらりと見えそうで見えなかったり、たっぷりじらされる1冊と
なっている。願わくば、もう少し展開を早くしてほしい。
そしていーちゃん、君はボケすぎだ!いつからツッコミをやめて
ボケにくらがえしたのだ?しっかりしてくれー。
 
そして読者ならば誰もが気付いていたであろうアパートの
わけありな住人たちが、ついに立ち上がる。波乱の予感。
世界を物語と見て、終末をもたらそうとする狐面にいーちゃんは、
勝てるのか。そこいら辺は、次回に続く。
 
蒼ちゃんはあまり出ない。そしてみいこさんはやはりいいやつだ。
善良すぎていーちゃんには釣り合わない気がする。そして
ヒトクイマジカル」でのあのイヤなヤツと、ちゃっかり仲良く
なってるいーちゃんが信じられん。
続きでさぞかしひどい目に遭うのだろうなー、わくわく。