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読書の記録

池井戸潤「オレたち花のバブル組」

オレたち花のバブル組オレたち花のバブル組
池井戸 潤

文藝春秋 2008-06-13
asin:416326700X

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 バブル期に入行した男たちが、それぞれの危機に立ち向かう銀行サスペンス。」  「オレたちバブル入行組」オレたちバブル入行組 (文春文庫 い 64-2)の半沢ふたたび!
 ああ、相変わらず面白い。銀行の蘊蓄や裏事情を交えながら、エキサイティングでカタルシスある物語が展開する。基本的には勧善懲悪の時代劇っぽいストーリーではあるのだが、それだけでは終わらない考えさせられる内容で、読後感は煩悶、爽快痛快のち、ややほろ苦い。半沢の今後がとても気になるので、シリーズ次回作が待ち遠しい。