池井戸潤「オレたち花のバブル組」
オレたち花のバブル組 池井戸 潤 文藝春秋 2008-06-13 asin:416326700X Amazonで詳しく見る |
バブル期に入行した男たちが、それぞれの危機に立ち向かう銀行サスペンス。」 「オレたちバブル入行組」の半沢ふたたび!
ああ、相変わらず面白い。銀行の蘊蓄や裏事情を交えながら、エキサイティングでカタルシスある物語が展開する。基本的には勧善懲悪の時代劇っぽいストーリーではあるのだが、それだけでは終わらない考えさせられる内容で、読後感は煩悶、爽快痛快のち、ややほろ苦い。半沢の今後がとても気になるので、シリーズ次回作が待ち遠しい。