島田荘司 「Classical Fantasy Within 第二話」
Classical Fantasy Within 第2話 島田 荘司 講談社 2008-02 asin:4062836580 Amazonで詳しく見る |
お母さんを二人にしてあげると言われ、叔父さんについていった少年が見たものは奇怪な機械「怪力光線砲」だった…戦時中の兵器ファンタシィ第二話。
うーん、メカにフェチを覚えないものだから、どうものりきれんな…。いつもの島荘作品(単行本の場合)であれば、アリエナイ出来事の後、すぐに解答編が来てズバっとからくりが解き明かされるのだけど、これは書き下ろし毎月刊行ゆえに、その幻想的な部分でストップしているわけ。そこがきつい。
お母さんはどうなってしまったのか、とか怪力光線砲は本当は何なのか、とかヒキはあるものの、弱い。一応続きは追ってみるが、自分が期待したような話(★)ではないようで残念。
(★)挿画・士郎正宗だったらさ、女性キャラが特別に魅力的なわけだから、それこそ犬坊里美のシリーズでもよかったんではないのかな、と思うのだ。キラーチューンの御手洗シリーズをこそ、月刊で読みたかったんだよなあ。ここで言っても仕方ないんだけどさ…。