新堂冬樹「ブルーバレンタイン」
ブルーバレンタイン 新堂 冬樹 角川書店 2007-12 asin:4048738216 Amazonで詳しく見る |
家族を皆殺しにされた少女は、アサシンとなり復讐の牙をとぐ。暗殺ケータイ小説。
んー、新堂作品の中では物足りない方なのだが、ケータイ小説としては文章やストーリーがまともな方なのではないかと想像する。
しかし、ケータイ小説は偏見を可能な限り排除して読んでもウスいなあ…面白い〔普通〕小説がゴージャスなフランス料理のディナーコースや満貫全席としたら、ケータイ小説はマックのバーガーのようなものだな。まあでも、マックの方が好きだしマックしか食べないっという人がいることは否定しない(←比喩の話であり、マックに恨みはない)。
ある程度敵の経歴を知ってるはずなのにコロリとアレだったりとか追っ手から逃げてる最中にのん気に歌を歌ったり、トホホな場面も散見されるが、これでよい人がいるなら、世の中的にはそれでもいいんだろう。私はちょっとどうかと思うがね…。
ケータイ小説との相性は、よくないらしいや。