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読書の記録

新井祥「『性別が、ない!』ということ。」

「性別が、ない!」ということ。「性別が、ない!」ということ。
新井 祥

ぶんか社 2007-11
asin:4821109522

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 二十代まで女性として暮らしてきた著者が、ふと行った病院にて半陰陽と判明。中性の立場でジェンダーを考えてゆくエッセイ。

 私は著者の漫画作品「性別が、ない!」性別が、ない!のファンなので、エッセイも読みたいと思い読んでみた。
 年がタメなので昭和の時代論にはすごく共感。あのころ、先生も子供たちも暴力的で、おおげさでなく本当に毎日他人から殴られたり蹴られたりしていたものだ。おかげですっかり陰者的性格になりましたわ。
 書き下ろしのイラストおよび漫画もあるし、カバーの下にもネタが仕込んであるのでお見逃しなく。
 ぶっちゃけ、本書より漫画版の方が面白いと思ったけれど、裏話的意味合いもあるので漫画版ファンならば必読だろう。