梅原潤一「書店ポップ術」
書店ポップ術―グッドセラーはこうして生まれる 梅原 潤一 試論社 2006-05 asin:4903122042 Amazonで詳しく見る |
有隣堂ランドマークプラザ店、フロアマネージャーである著者が、手書きポップ紹介によりいかに売上を伸ばしたかを記録するノンフィクション。
手書きポップをジャンルごとに分け、カラーで多数収録。
私は地方在住なせいもあり、近所には雑誌とベストセラーしか置かないようなプチ書店しかない。
本は好きな作家だけ主にオンライン書店で買う。そのためポップをまじまじ店頭で見たり、ポップがきっかけで本を買ったこともない(ポップ自体あまり見かけないし、見ても売らんかなの提灯持ちだと思ってスルーしていた。今度見かけたら、確認してみよう)。
ネットには書評サイト・ブログが星の数ほどもあり、書店員の方のものもあるけれど、それがよりオフライン寄りになるとこうなるのかな、なんて思う。
個人的には、えーっ、この本ラストイマイチじゃん…と感じた小説にも「最高傑作」などの惹句が踊っていて、頭の中をクエスチョンマークが飛びかったりもするけれど、著者インタビューを読んで評価のスタンスの違いを感じた。
このような本を愛する人が店員さんだなんて、有隣堂ユーザは恵まれているのかもね。