読書日記PNU屋

読書の記録

早見裕司「満ち潮の夜、彼女は」

満ち潮の夜、彼女は満ち潮の夜、彼女は
早見 裕司

理論社 2007-06
asin:4652086083

Amazonで詳しく見る


 夏休み、問題児たちはヒステリー女教師と男性校医と共に学園にとどまっていた。謎めいた転校生の来た日、生徒がひとり消え、そしてもうひとりが遺体で発見される。陸の孤島系ホラー。

 この作家さんの本は初読。理論社ミステリーYA!の一冊だから読んでみたのだが、結論から言うと全く合わなかった。
 物語の主軸となる二人の少女、これが二人とも好きになれない。これはもう、好き嫌いだから仕様がない。少女に過剰に聖性、もしくはその逆のものを負わせすぎる設定が好きではないので。
 あとライトであってもどうも百合がだめ。アレルギーだからどうしようもない。逆に言うならそういうシチュエーションが好きな人には素晴らしい書物となるだろう。