金欠なのだーっ。
おお、先月は国民年金が残高不足で引き落とし不可だった。
今月は2回ぶんまとめての引き落としなのでお金がアレである。
そんなときの味方は図書館。
買いたかったが、財政上見送らざるを得なかった本を購入リクエスト。
1回三冊までである。
●真梨幸子「女ともだち」
同じマンションでほぼ同時期に見つかった2つの死体。
被害者はともに独身のキャリアウーマンだった。
女同士の親密で濃厚な関係の底に沈殿しているのは闇のように黒い何か…。
女性の暗部を克明に描くミステリー。
ただならぬ作品をものしそうな作家さんなので。
まだ3作目なので私にはいまだ作風がつかめていない。
●朱川湊人「赤々煉恋」
赤々とした炎のように何かに身を焦がし、切望する者たちの行く末は…。
様々な愛の形を綴った、切なさと悲しさの溢れる五つの物語。
人間の欲望を赤裸々に描く連作短編集。
ずっと注目している作家さん。
不可思議な味わいが、好きなのである。
●金原ひとみ「オートフィクション」
私は何故こんなにも面倒な人間なのだろう−。
オートフィクション(自伝風小説)を書き始める作家。
それは彼女が殺した過去の記録であり、過去に殺された彼女の記録でもあった…。
実は新人の中では、コンスタントに新作を出しているんじゃないかな。
痛々しい作風で目が離せない。