加藤一「「弩」怖い話３ Livido with Destrudo」
１８禁？オヤジ向けシモネタ実話怪談登場！
うううん、潔癖性の私には合わないのでございます。
ちゃんと前書きで「潔癖性の方、１８歳未満の方にはお薦めしにくい」
と書いてあるので書店でめくってみれば良かったのだけど、
ネット書店で購入してしまったのでね。
１巻では２ちゃんねるの名作怪談を収録し「弩」怖い話―螺旋怪談
２巻では素晴らしくゾクゾクさせてくれる「弩」怖い話〈2〉Home Sweet Home
現在進行形の呪いを描いた「弩」怖い話シリーズ。
最新刊は、なんとホラー＆エロスがテーマ。
あの行為の真っ最中や、トイレで起きた怖い話なわけですよ。
遊び心のわかる人ならともかく、ケッペキもいいところな私にゃ向いて
なかったってわけ。怖いってより、そういうシチュエーションのまぬけさが
際だつというのもあるし、女性の被害なんて生々しくて、恐怖を愉しむと
いうより気持ち悪くなってしまった、私は。
短命（文庫にしては絶版のサイクルが早い）なだけで、
実話エロ怪談ってけっこうたくさんあるのよね。
BOOK-OFFの文庫１００円均一コーナーなんかに行くと、
たとえばホラートーク・編、日文文庫
「恐怖!都会の怪談―背後に迫る怨霊の魔の手」
etc.みたいに、“霊にレイプされました！”（←ダジャレじゃないよ）
みたいな本なんかいっぱいある。
古くは映画で「エンティティー/霊体」
『大いなる決闘』のバーバラ・ハーシー主演の
実話に基づいたサスペンスホラー。
カーラはある日、色情霊にレイプされるという
前代未聞の災難に遭ってしまう。
…なんてのもあったし。
加藤様には、２巻の路線でてっぺんゾクゾクする
お話をもっともっと著していただきたいと思うのだった…。
ｐ．ｓ．それにしても「死ぬ部屋」と「天使の輪」は
相反する内容なんだけどどうなってんの？？？
私的には後者の方が理屈として飲み込めるのだけどさ。
